「高倉健インタヴューズ」
図書館で見つけて手に取った、本。
これは、健さんのインタヴュー集です。
ノンフィクション作家の野地秩嘉（のじつねよし）さんが18年にわたって健さんを追った作品です。
間に過去の作品やオフショットらしき写真も載っています。その写真が素敵です。
又、宇崎竜童さんや小林稔侍さんらのインタヴューも載ってますが、それらを読むと、健さんへの畏敬の念が感じられます。
何度かぐっとくる箇所もあって、私が印象に残ったのは
"健さんにとって大切なものってなんですか？”との問いに、
「人生で大事なものはたったひとつ。心です」と答えるのです。
不覚にも、涙が出そうになりました。私は、そんな風に答えられるかなぁ～って、考えてしましました。
もう一つ印象に残ったのは、亡くなった江利チエミさんとのエピソードを語っている「月刊ﾌﾟﾚｲﾎﾞｰｲ」のインタヴューです。
健さんが、恋人時代にベンツを買って嬉しくて、チエミさんと深夜待ち合わせてベンツに乗せてあげたそうです。
そうしたら、チエミさんが「おろしてくれ」って言ったんですって、何でかと思ったら「あたなが乗っているところを見たい」って言ったそうです。
健さんは、「可愛いなぁ～」って思ったそうです。そして何度も何度もチエミさんの前を行ったり来たりしたって。
高倉健と言えば、その私生活は謎に満ちた感じがする中で、別れた奥さんとのエピソードを語っていらっしゃるのは、珍しいなぁ～と思うし、それを読んでチエミさんに対する愛情の深さが感じられました。
当たり前の事だけど、本当に愛していたんなだぁ～！って、それに、インタヴューの中で、チエミさんの事を、
「あいつ」って言うのも、素敵な感じがしました。
とにかく、高倉健は素晴らしい人間（ひと）。と言えるでしょう。
お久しぶりです 私もこの本 読みました
江利チエミさんとの話 すてきですよね
なんとなく目に浮かんでくるような気がしました ステキな人ですね 高倉健っていう人は・・
by つばさ (2013-02-26 17:10)
こんばんは。すみません……
コメント欄を全然チェックしてませんでした。
この、チエミさんとのエピソードは読んでいて涙が出そうでした。 （電車の中だったので我慢しましたが。）
でも、こんなに人として立派過ぎる人がいるなんて、ちょっと信じられません…。見習わなければと思いながらも、私には無理だな！と諦めています（笑）
by ひとまる (2013-04-14 20:34)